歯科ドック(精密検査)

歯科ドックとは?

疾患には原因があります。
その原因を究明するために、口腔内を精密に検査することで、口腔内全体を考慮した治療計画を建てることが可能です。 部分的な検査では、本来の原因がわからず対症療法になりがちで、原因から問題を解決することができません。

歯科ドックは、口腔内全体・患者様の生活習慣などから起こっている問題の原因を突き止め、治療の優先順位をつくる重要な検査です。 治療計画を立案後、患者様の希望や治療期間や治療費などについてご相談させて頂いてから治療が始まります。

歯科ドックの重要性

歯科ドック

疾患の原因を突き止めることはもちろん、重要なのは患者様のお口に対する興味や問題に対する理解度を高めることそして正しい情報を得ることにあります。

歯科は専門的な知識を有するため、歯科医師・歯科衛生士の説明が一方的になってしまいがちです。つまり、歯科医師が考える理想を患者様に押し付ける形になってしまうことが往々としてあります。

「言われるがまま」に治療をすることで、後々不満が溜まってしまったり、本当は素晴らしい治療計画なのにも関わらず、患者様の理解度とのギャップが浮き彫りになります。

歯科ドックでは患者様との時間を十分にとり、ご自身の口腔内をご自身でしっかりと理解することができます。

そして、歯科医師が考える治療の理想と患者様の理想をすり合わせ、時間や費用を鑑みながらお話をすることで、結果的に今できるベストな治療を導き出すことが可能になります。

精密な検査とコミュニケーション、そして患者様のモチベーションが高まる重要な行為が歯科ドックとなります。

90分のカウンセリングで心ゆくまで相談

カウンセリング

歯科ドックでは、検査をして問題がなければそれで終わり、ということはありません。得られた結果を元に、歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士がチームになって分析をし、今後の治療またはメンテナンスのプランを立てます。後日、担当の歯科医師から分析結果のご説明と、これからのお口の健康管理についてゆっくり時間を取ってお話しいたします。

大きなモニターを使って、普段は見られない歯の裏側や奥歯の周りの写真、レントゲンの情報まで詳しくご説明しますので、気になることや分からないことは何でもご相談ください。カウンセリングに90分という長い時間をいただているのは、患者さんご自身に正しい知識を持っていただくことで、治療効果を高め、生活習慣の改善や病気の予防を一緒に目指していくことが何よりも大切だと考えているからです。

定期検診との違い

通常の定期健診時にも、お口全体のチェックは行います。しかし、外からは見えない歯と歯の間のむし歯や、被せ物の中の状態、部分的な歯周病の進行具合までは分からないことがあります。そのため、まずはじめに歯科ドックで詳細にチェックし、小さな異常も見落とさないようにすると安心です。また、それぞれのお口の状態に合ったクリーニングや歯ブラシ指導を行うことで、治療やメンテナンスの効果を最大に引き出すことができます。

歯科ドックの流れ

医療面接

医療面接

まず問診票への記入をしていただきます。
全身の健康状態、これまでの歯の治療歴や、お口に関する悩みを詳しくお聞きいたします。特に、口腔の病気は普段の生活習慣に起因することも多いため、「生活習慣問診票」にもできるだけ詳しくご記入ください。

口腔内診査

医療面接

むし歯・治療済みの歯・歯周組織・舌及び粘膜を診査します。 それに伴い、口腔がんなど重篤な疾患が無いかも同時に調べ、 口腔内おける疾患の早期発見を目指します。

口腔外診査

医療面接

咬筋・側頭筋・顎二腹筋の触診を行い、筋肉のこわばりや圧痛有無の診査を行います。

歯周病精密検査

歯周ポケットの検査

医療面接

歯周ポケットの深さを計測します。これをプロービングと言います。プローブと呼ばれる目盛りがついている道具を用いて深さを計測します。また、プロービング時の出血を確認し、炎症の度合いも診査します。

歯の動揺度を検査

医療面接

歯を動揺度(歯の揺れ)を調べます。
どのような方向にどれくらい動くかを診ます。
歯周ポケットの深さと動揺度の測定結果により、歯周病の度合いが診断されます。

歯肉退縮量

健全な状態からどのくらい歯肉が退縮(歯肉が下がる)したかを診査します。歯周病に罹患していたり、過大な咬合力(噛む力)がかかっていると下がりやすいです。

CAL(クリニカルアタッチメントレベル)

セメントエナメル境(実際に歯肉があった部分)とポケットの底の長さを計測し、歯周組織がどれだけ破壊されてしまっているかを診査します。

口腔内写真の撮影

医療面接

レントゲンでは診ることのできない歯肉の状態を撮影します。 治療前と治療後の比較として使用できるため、患者様にも改善がわかりやすい資料にもなります。

姿勢写真

姿勢写真

姿勢写真を取ることにより、全身のバランスを確認します。 模型診査と並行して分析することにより、患者様の噛み合わせの状態などを正確に把握することができます。

レントゲン写真

パノラマレントゲン及びデンタルレントゲンを撮影します。 デンタルレントゲンでは14分割して写真を撮影します。

模型診査

	模型診査

印象採得を行い、模型を作製します。 患者様の歯列や咬合などを模型にすることにより、より精密な治療計画を建てることができます。