歯科ドックテスト
歯科ドックの流れ
医療面接
まず問診票への記入をしていただきます。
全身の健康状態、これまでの歯の治療歴や、お口に関する悩みを詳しくお聞きいたします。特に、口腔の病気は普段の生活習慣に起因することも多いため、「生活習慣問診票」にもできるだけ詳しくご記入ください。
口腔内診査
むし歯・治療済みの歯・歯周組織・舌及び粘膜を診査します。 それに伴い、口腔がんなど重篤な疾患が無いかも同時に調べ、 口腔内おける疾患の早期発見を目指します。
口腔外診査
咬筋・側頭筋・顎二腹筋の触診を行い、筋肉のこわばりや圧痛有無の診査を行います。
歯周病精密検査
歯周ポケットの検査
歯周ポケットの深さを計測します。これをプロービングと言います。プローブと呼ばれる目盛りがついている道具を用いて深さを計測します。また、プロービング時の出血を確認し、炎症の度合いも診査します。
歯の動揺度を検査
歯を動揺度(歯の揺れ)を調べます。
どのような方向にどれくらい動くかを診ます。
歯周ポケットの深さと動揺度の測定結果により、歯周病の度合いが診断されます。
歯肉退縮量
健全な状態からどのくらい歯肉が退縮(歯肉が下がる)したかを診査します。歯周病に罹患していたり、過大な咬合力(噛む力)がかかっていると下がりやすいです。
CAL(クリニカルアタッチメントレベル)
セメントエナメル境(実際に歯肉があった部分)とポケットの底の長さを計測し、歯周組織がどれだけ破壊されてしまっているかを診査します。
唾液検査
唾液検査では、虫歯のリスクを把握する目的で行います。 細菌量や唾液の質、患者様の生活習慣は人それぞれですので、患者様個々人に最適な治療プランや予防プランを計画することができます。
口腔内写真の撮影
レントゲンでは診ることのできない歯肉の状態を撮影します。 治療前と治療後の比較として使用できるため、患者様にも改善がわかりやすい資料にもなります。
姿勢写真
姿勢写真を取ることにより、全身のバランスを確認します。 模型診査と並行して分析することにより、患者様の噛み合わせの状態などを正確に把握することができます。
レントゲン写真
パノラマレントゲン及びデンタルレントゲンを撮影します。 デンタルレントゲンでは14分割して写真を撮影します。
模型診査
印象採得を行い、模型を作製します。 患者様の歯列や咬合などを模型にすることにより、より精密な治療計画を建てることができます。