歯周病は、歯を支える骨が壊されてしまう病気です。放っておくと、歯がぐらつき、抜けてしまう可能性があります。
歯周病はサイレントキラーと言われており、自覚症状がないまま進行してしまいます。
また、最近の研究では、歯周病菌が糖尿病・狭心症・心筋梗塞・脳梗塞・早産などの全身疾患を引き起こしている可能性があるという報告も出ています。
歯周病専門医は、歯周治療に対する経験値や知識、症例などを必要とする試験に合格した医師が資格を授与され、歯周病専門医になれます。
歯周病専門医は、5年ごとに免許の更新が必要です。ですので、常に歯周病治療を行っていなければ、歯周病専門医の資格を維持することが出来ないのです。
歯周病専門医を保有している歯科医師は、日本全国の歯科医師の中で、0.6%ほどしか歯周病専門医を保有していませんので、歯周治療の的確な診断や専門的な治療を行える歯科医師は、まだ少ないのが現状です。
歯周病の指導医は、歯周病の認定医や専門医を育てる立場の歯科医師です。
歯周治療の経験値や知識のみならず、治療技術や学術的要求を満たし、尚且つ指導医にふさわしい業績を出さないと指導医になることが出来ません。
当院では、指導医が2人在籍しておりますので、より高度な歯周治療を行うことが出来ます。
日本歯周病学会専門医・指導医について
日本臨床歯周病学会認定医・指導医について
専門医・指導医が治療にあたるだけでなく、歯周病の知識を持つ歯科衛生士が口腔内のメインテナンスを行います。また、治療を進めるうえで必要な補綴物(被せ物など)を技工士が立ち合いで作成し、矯正治療が必要な場合は矯正専門医との連携を図るなど、歯周病をチーム医療でアプローチしています。
歯周病は細菌が原因で起こる疾患ですから、その治療には患者さんが毎日行うブラッシングがとても大切です。歯の周りに付いている細菌を除去するように1日一度はしっかりブラッシングを行いましょう。ブラッシングは歯周治療のひとつであり最も重要なことです。歯科医院に通院しているだけでは歯周病は治りません。患者さんも治療に参加する気持ちでブラッシングを頑張って下さい。
しかし、しっかり磨くのはとても難しいので、歯科衛生士が患者さん一人一人に合った歯の磨き方を指導いたします。歯の並び方はそれぞれ違いますので、自分の歯にあった磨き方を覚えてください。
歯ブラシで除去できなくなった歯石は歯科医院で歯科衛生士が除去します(SRP)。歯の形は一本一本異なり、歯の形に添ってSRPすることはとても困難なため、事前に歯石がついている部位やポケットの深さを確認するための精密な検査が必要です。当クリニックでは、そのような事を知り尽くした認定歯科衛生士が在籍していますのでご安心下さい。
担当歯科衛生士が、一人一人の患者さんを丁寧に処置していきます。 歯周病が改善したあとも歯磨きの状態はどうか、歯石がついていないかなど定期健診でチェックすることで良好な状態を維持できます。
※詳しいメインテナンス内容については、こちらを参照
歯周病かな?と不安になってしまった時は、下記のセルフチェックを確認してみてください。
朝起きた時、口の中がネバネバする。
ブラッシング時に血が出る。
かたいものが噛みにくい。
歯肉(歯ぐき)がムズムズする、または痛い。
歯肉(歯ぐき)が赤く腫れている。
歯が長くなったような気がする。
前歯が出てきたり、歯と歯の間に隙間が出てきた。食べ物が詰まりやすくなった。
口臭が気になる
問診、レントゲン検査、口腔内写真撮影、歯列模型の作製などを行い、歯ぐきと内部の骨の状態を把握します。きちんとした治療プランを立てるためには欠かせない検査です。保険適応の簡易検査も行っております。
担当の歯科医師から、現在の状態(病態・原因・予後)と今後の治療方法(期間・費用)について、丁寧にご説明いたします。歯周治療を効果的に行うには、患者さんご自身の理解と協力が必要です。不安なことや、分からないことがあれば、何でもご相談ください。それぞれにとっての最適な治療プランが定まり、ご納得いただいてからが本当の治療のスタートです。
歯周病は細菌が原因で起こる疾患ですから、その治療には患者さんが毎日行うブラッシングがとても大切です。歯の周りに付いている細菌を除去するように1日一度はしっかりブラッシングを行いましょう。磨き残しがないようにブラッシングするのは意外と難しいので、歯科衛生士が患者さん一人一人に合った歯の磨き方を指導いたします。歯の並び方もそれぞれ違います。自分の歯にあった磨き方を覚えましょう。
ブラッシングは歯周病治療の中でも最も重要なことです。歯科医院に通院しているだけでは歯周病は治りません。患者さんご自身が治療に参加するという気持ちでブラッシングに取り組んでください。
歯ブラシで除去できない固い歯石は、歯科衛生士が専用の器具で丁寧に除去します(SRP)。特に、歯肉の下の深い部位の歯石除去や、根の表面のザラザラになってしまった部分をツルツルにすることが重要です。
しかし、歯の形は一本一本異なり、歯の形に添ってSRPすることはとても難しいため、事前に歯石がついている部位や歯周ポケットの深さを精密検査の資料で確認しています。当クリニックでは、歯周病治療を知り尽くした認定歯科衛生士が在籍しておりますので、ご安心下さい。
上記までの基本治療で、歯周病が治りきらず歯周ポケットが残ってしまった部位には、必要に応じて歯周外科治療を行います。外科処置を行うことで、もっと直接的に、歯や骨にアプローチすることが可能です。
さて、歯周病の治療が終了しました。しかし、それは新たなるスタートでもあります。なぜ歯が悪くなったかを、もう一度考えてみてください。お口の中の環境が治療前と同じになれば、必ず病気は再発します。一連の治療が終了して歯周病が改善したあとは、担当の歯科衛生士と3−6か月に一度のメンテナンスを行いましょう。歯肉の状態はどうか、歯石がついていないかなどを定期的にチェックすることで、良好な状態を維持できるはずです。
※詳しくは定期検診・メインテナンスを御覧ください。(ここをクリック)